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女性ホルモン
女性ホルモンとは、主に女性の卵巣から分泌される性ホルモンのことです。卵胞から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)と、黄体から分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類があり、約1ヵ月周期で分泌量が変化することで月経が起きます。
2つの女性ホルモンは、それぞれ働きが異なります。
■卵胞ホルモン(エストロゲン)
•エストロン・エストラジオール・エストリオールの3種類のホルモンで構成されている
•8~9歳ごろから分泌され、女性の二次性徴を発達させる
•40歳ごろから減少し、それが更年期障害の原因となる
加齢によりエストロゲンが減少すると、頭痛・火照りなど身体症状や、イライラや抑うつなど精神症状が発現することがあります。(更年期障害)
症状が強い場合には、内服・貼り薬や塗り薬によりエストロゲンを補充する治療や、漢方薬や抗うつ薬により症状を抑える治療を行います。
■黄体ホルモン(プロゲステロン)
•子宮内膜を厚くしたり、受精卵を着床しやすくさせるなど、妊娠の準備をする
•妊娠後は子宮収縮を抑制するなど、妊娠維持のために働く
•腰痛や頭痛・イライラなどのPMS(月経前症候群)の原因にもなる
環境ホルモンの影響や妊娠年齢の上昇などにより、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れ、不妊症となる人が増えています。プロゲステロンが不足し身体が妊娠準備を十分にできていない場合、プロゲステロンを内服や注射により補充することで、妊娠の確率を上げられる可能性があります。