-
クリニック紹介
-
循環器内科
-
内科
0422-45-1210
いびき
睡眠中に軟口蓋、口蓋垂、とくに口蓋咽頭弓が呼吸時に振動して、咽頭後壁、舌根部に接触するために起こる一種の雑音です。
口蓋咽頭弓の幅が広いものや口蓋垂の長大な場合に生ずることが多いが、咽頭腔の狭くなった場合、たとえば口蓋扁桃腺肥大、アデノイド、腫瘍、炎症、肥満型の人のときにも生じやすいです。また老令、飲酒、麻痺、昏睡などのため軟口蓋が弛緩したときにもあらわれます。鼻呼吸が障害され、口呼吸が加わっている場合とくに激しくなります。
睡眠時の体位も咽頭腔の形状を変化させるので、仰臥位では舌根部が後方に変化していびきが生じやすくなります。原因療法が可能な場合にはまずそれを行ないます。
一般的な療法としては、口蓋咽頭弓と口蓋垂を切除する手術が行なわれます。口蓋咽頭弓がとくに幅広い場合や、口蓋垂が長大なときには効果的です。