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突発性難聴
耳に関してはそれまで全く健全であった人が、あるとき、突然原因不明の難聴になります。多くは瞬間的にその耳の聴力を失ってしまうので発生の日や時刻を明瞭に記憶していることが特徴です。
難聴の性質は内耳性で、耳鳴りを伴うことが多く発症性にめまいを伴うことと、伴わないこととあります。多くは片側性です。まれに両側が侵されることもありますが、その場合は時をたがえて発症することが多いです。
男女差はなく、青壮年期に多くみられます。注意すると風邪ひいていたり、精神的疲労時であったり、または前夜飲酒をしていたりすることがあります。これらの点から原因としては内耳の循環障害や聴神経または内耳のウイルス性炎症という考えが持たれているが未だ確定していません。
予後は必ずしも悪くはなく、発症後1ヶ月以内に治療を開始すればその1/3~1/2ほどの例では種々の程度の改善を示します。
完全に治癒する例もまれでありません。治療法としては安静をまず第一として、ステロイド剤、ビタミン剤などを投与します。