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声変わり障害
第二次性徴の一つである変声に際し、咽頭は急激に発達します。このとき咽頭の形態的変化ばかりでなく咽頭筋の筋のバランスが崩れ、生理的な音声の調節ができないため種々の症状・所見を呈します。
変声障害は、1)遷延性変声障害、2)変声期バス、の2つに分けられ前者は話声位が異常に高く、裏声のまま話し、さらに裏声、地声が不随意的に翻転します。咽頭の発育は良好で声帯に軽度の発赤や浮腫を認め、発声時に声破三角といわれる裂隙を認めることがあります。
後者は変声の過程に生理的にあらわれる話声位の、異常な低下がそのまま遷延するもので、声に張りがなく弱々しくなります。原因は両者とも変声期の声の乱用などが考えられるが、心理的な要因もかなり重要な因子として考えられています。
女子においてもまれに声変わり障害はみられます。この場合は高さの障害よりも、むしろ音質の障害が主体となります。