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歯ぎしり
上下顎の歯を強くすり合わせたり、きしませたりして音を出す異常運動で、睡眠中に行なわれることが多いが、起床時にも認められます。
原因は一般に不明であるが、精神的ストレス、疲労、咬合の不調和などの刺激が脳の下顎運動中枢を興奮させ異常運動をひき起こすという説があります。
歯ぎしり患者では、異常に強い歯の咬みしめとすり合わせの結果、歯質に高度の摩耗が生じ、歯ぎしり運動の行なわれる部位と運動方向に応じた特有な摩耗面が歯に認められます。
また異常運動に伴う過大な負担が歯周組織に咬合性外傷を生じさせることから、歯ぎしりは歯周疾患の有力な原因の一つと考えられています。
歯ぎしりの治療法としては精神安定剤の投与、局所的には紙面の接触を断つためのナイト・ガードの装着、早期接触、咬頭干渉など咬合の不調和の咬合調整による除去、咬合不調和の原因をなす不良補綴物の修正などが行なわれます。