-
クリニック紹介
-
循環器内科
-
内科
0422-45-1210
単純疱疹
単純疱疹とは、単純性疱疹ウイルス(単純ヘルペスウイルスⅠ型・Ⅱ型)によって起きる皮膚疾患のことです。症状が出やすいのは口唇(口唇ヘルペス)・眼瞼・外陰部周囲(性器ヘルペス)であり、粟粒大で赤みのある小さな水疱ができます。
初感染と言い、初めて単純ヘルペスウイルスに感染した場合は無症状であることが多いです。水疱も出ないことがあるため、感染に気が付かないことも珍しくありません。
一方再発の場合には灼熱感・痛み・痒みが出ることが多く、特に性器ヘルペスの場合には強い痛みや排尿障害が出ることもあります。7~10日ほどで乾燥、またはびらんを経て自然治癒しますが、痛みや腫れが強い場合には外用・内服・注射により抗ウイルス薬を投与します。
自然治癒・薬による治療のどちらで治ってもヘルペスウイルスは体に残るため、単純疱疹は再発することが多い疾患です。免疫力の低下時に再発しやすくなるため、一度単純ヘルペスウイルスに感染した方は疲労を溜めないように注意して生活することが大切です。
ほかにも発熱・月経時や、紫外線・寒冷に長く晒された場合に再発しやすくなります。初期感染時に内服・点滴によって抗ヘルペス薬を使用する方が、再発率が下がると言われています。気になる水疱がある場合には、触らず早めに皮膚科を受診するようにしましょう。