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動悸
動悸とは、心臓の拍動がいつもより強く感じたり、速く感じることを言います。実際の脈拍がいつもとそれほど変わらなくても、拍動や脈のリズムの乱れなどに違和感がある場合も含まれます。
動悸があると心臓の異常を心配する方が多いですが、動悸の原因は心臓の病気とは限りません。動悸は原因により大きく3つに分けられ、それぞれの原因には以下のようなものが挙げられます。
1).症候性の動悸(何らかの病気による症状)
・発熱による脱水
・貧血
・甲状腺機能亢進症(バセドウ病)など
2).器質的心疾患による動悸(心臓の異常がある場合)
・心臓弁膜症
・先天性心疾患
・心筋炎(心包炎)
・冠動脈硬化症
・高血圧性心疾患
・不整脈など
3).上記以外の動悸
・酒・タバコ・コーヒーの摂りすぎ
・疲労や睡眠不足・ストレス
・薬の副作用
・神経循環無力症
・不安神経症など
動悸が続く場合の対策方法として、バセドウ病や心疾患・神経症など治療中の病気がある場合には、まずは主治医に相談しましょう。女性に多い貧血は、自己流の対策では不十分なケースもあります。
サプリメントや食事で鉄分を摂ってもふらつきや動悸があるなら、早めに医師に相談するようにしてください。嗜好品の摂り過ぎは身体に悪影響を与えますが、動悸に繋がりやすいカフェインはコーヒーだけではなく、紅茶や緑茶・エナジードリンクなどにも含まれていることに注意が必要です。
思い当たる病気がなく嗜好品の量、疲労や睡眠不足にも気を付けているのに動悸が続く場合には、何か病気が隠れている可能性もあります。動悸や脈拍の違和感が改善しないときには、病院を受診するようにしましょう。