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循環器内科
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内科
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多汗症
発汗異常のうち、汗の分泌が過多の場合で、汎発性と局所性の2型に分かれます。
汎発性多汗症は生理的に運動時、高温環境下で肥満体に起こるほかバセドウ病、寝汗、急性熱性伝染病、ショックに際し、ときに合成副腎皮質ホルモンなどの副作用としてみられます。
局所性多汗症はおもに精神性発汗で対側性に、顔面、腋窩、外陰、手掌・足底などにみられます。
また脳溢血、脊髄空洞症、脊髄癆、交感神経障害などによって、全身または顔に片側性に多汗を見ることがあり、片側性多汗症と呼ばれます。
治療は局所をホルマリンアルコールで清拭し、滑石末にウロトロピン末などを混じて散布するか、発汗抑制薬、精神安定薬の投与が試みられます。