豆知識
経 絡

東洋医学では、特定の内臓と機能的に関連する幾つかの連絡路が体内にあると考えています。その皮膚面上に投影されたものが経絡であり、経絡が外界と交渉を持つ重要な点が経穴です。

 

経絡のうち、大腸経、三焦経、小腸経は上肢の内側を通って手背に終わり、肺経、心包経、心経は上肢の内側を通って手掌に終わり、一方膀胱経、胃経、胆経は下肢外側を通って足背に終わり、脾経、肝経、腎経は同じく内側を通って足底に終わります。

 

これらの12経のほかに、腹部正中線を通る任脈、背部の脊椎上を通る督脈がおもなものです。ただし内臓名は必ずしも西洋医学のそれと対応しません。