豆知識
日光療法

太陽から放射する光線、すなわち紫外線や、可視光線、赤外線などを、治療の目的に応用する療法です。

 

この日光療法の場合には、波長の短い化学作用の強い紫外線と、波長の長い可視光線や赤外線などが生体に総合的に作用します。

 

しかし、日光の総エネルギーのうちその約59%が赤外線であり、40%は可視光線であって、紫外線はわずか1%にすぎません。この日光療法は一般に戸外で行なうか、またはサナトリウムや病院においてはバルコニーや屋上または紫外線をよく透視する特殊ガラスを張った日光浴室で行なわれます。

 

日光療法の適応症は関節結核または骨結核などの外科的結核、リンパ節結核、皮膚結核、くる病、慢性関節リウマチなどです。