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鉄欠乏貧血
鉄欠乏が原因と考えられる貧血で、貧血の型としては、低色素性小血球性を呈します。色素指数の著明な低下が特徴であるが、これは赤血球の小形化と赤血球内血色素濃度の低下の両者に基づく、本態性低色素性貧血、慢性出血性貧血などが含まれます。本態性低色素性貧血はほとんど青年期以降の女性にみられます。
症状は貧血のほか舌粘膜萎縮、爪甲変化などをきたし、胃液には低酸ないし無酸の場合が多く、血液では白血球数も減少に傾きます。骨髄には細胞数が多く、増加赤芽球の中では、青染性のものが多く、鉄不足による成熟抑制像を呈します。
また血清鉄の著明な低下がみられ、血清の鉄結合能が増加しています。これらの貧血はいずれも鉄療法に敏感に反応し、回復します。