-
クリニック紹介
-
循環器内科
-
内科
0422-45-1210
唾液減少症
何らかの原因により唾液の分泌量が減少し、口内が乾燥することを唾液減少症もしくは口内乾燥症(ドライマウス)と呼びます。唾液には消化を助けたり食べ物を洗い流すなど食事に関する作用以外に、口内の最近繁殖を抑える働きがあります。
そのため唾液量が減ると口内の細菌数が多くなるため、口臭が強くなってしまいます。口内のバリア機能が落ちるため、口腔カンジダ症や口内炎も発生しやすくなります。唾液減少症は加齢やホルモンバランスの変化で起こりやすいため、更年期の女性によく見られる疾患です。
ほかにもストレスや早食いなど食習慣によっても、唾液量が減少します。また、病気が原因となって唾液量が減少するケースもあります。唾液減少症の原因となる疾患を、いくつか挙げておきます。
・糖尿病
・尿崩症
・萎縮腎
・嘔吐や下痢による脱水症
・シェーングレン症候群による唾液腺の炎症・線維化
・中枢神経障害
・精神感動
・顔面神経抹消麻痺
原因となる疾患の治療にて改善するケースもありますが、唾液減少症自体の治療はなく対症療法となります。具体的には人口唾液や、唾液腺を刺激することで唾液量を増加させる薬などを使用します。また、口内の衛生環境を整えるため殺菌効果のあるうがい薬を使用することもあります。