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循環器内科
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内科
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適 応
生体の機能や酵素活性には至適条件が存在します。生体は外部の環境条件が一定範囲内で変化しても、内部環境を一定の平衡状態に保つように自動的に調節できるようなfeed-back機能をもっています。
外部条件の変化がこの範囲を少し超えると、生体は努力して数時間で再び内部環境の平衡を維持できるようになります。これを適応といいます。
さらに大きな変動に対しても、それが過大でなければ、生体は数日後には再びもとの平衡状態を回復します。これを馴化といいます。生体は、適応と馴化とによって、次第に多様の環境のもとでの生活を可能とし、生活の空間を広げてきました。
近年に至って急速に問題となった大気汚染による公害病などは、あまり急速な大気成分の変化に対し、適応・馴化のいとまがないために起こった適応障害ともみることができます。