豆知識
過保護

子どもを必要以上に保護することで、ひとりっ子、おばあさん子、両親が年をとってから生まれた子、長い間待ち望まれた子、弱い子の場合にみられることが多いのです。
 
最近、核家族化の傾向が強まったことに伴ってこの問題がクローズアップされ、育児相談のかなりの部分をしめる重要な問題となりました。過保護に育てられた子どもにみられる問題としては、指しゃぶり、爪かみ、内弁慶、人みしり、友達と遊ばない、反抗、偏食、抱きぐせ、おんぶぐせ、夜泣きなど多くのものがあり、結局依頼心が強く、独立心のない、神経質な、引っ込み思案の性格をつくってしまいます。
 
このような現象のかげには、夫婦関係、嫁姑関係のゆがみ、葛藤が存在していることが多いのです。かわいがりすぎ、甘やかしと過保護は全く同義ではありませんが、多くの場合同時にみられます。母が子どもの世話をやきすぎることも同様につかわれることがあります。